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流氷

流氷イメージ

流氷といえば、網走・紋別が有名ですが、北見市常呂町の海岸にも流氷がやってきます。
是非一度ご覧下さい。

流氷ってどんな味?

流氷に味はあるのか?しょっぱいか?答えは「ちょっぴりしょっぱい」。
流氷は海水が凍ったもので、塩辛いイメージがありますが、本当は「うすい塩味」。
これは凍るときに塩分が吐き出されるため。オンザロックにして味の確認をしなければ気の済まない皆様、海に落ちないように、くれぐれもご注意を!

流氷ってどこからくるの?

遠くシベリアのアムール川から1000キロもの旅をしてきた流氷がたどり着く1月下旬。 常呂の冬は、この時期からが本番! はじめは帯状になって近づき、風向きなどで接岸、離岸を繰り返し、やがて氷原になって、海全体を覆いつくす。
1日に何キロも気まぐれな旅をする氷たちは、昨日まで青かった海を、一夜のうちに白い大地へと変えてしまいます。
まさに、自然がつくり出す壮大なドラマがここにあります。
氷原ができると気温もドンドン下がり、ピリピリ痛いような寒さを感じる2月、『シバレ』の季節がやってきます。
海を大地に模様替えした流氷も、4月上旬、春の気配を感じると、崩れだし、太平洋へと流れ去り、『海開け』がやってくるのです。

流氷初日

ある日、水平線を白くふちどって流氷帯が姿を表します。
流氷が沿岸から見えた最初の日を「流氷初日」といいます。流氷初日はその年によって違いますが、たいていは1月中旬です。

蓮葉氷

岸辺の氷泥はしだいに氷のかたまりになり、その姿を次々に変えていきます。1月に入ると気温がぐんぐん下がり、氷泥は丸い「氷盤」になります。氷盤と氷盤が波に揺られてぶつかり合い、ふちのめくれた「蓮葉氷」になり、さらに蓮葉氷がくっついて大きな氷の板になっていきます。
しかし、このような岸辺の氷たちも、やがて押し寄せる流氷の本隊にのみこまれ、オホーツクの海は一つの巨大な白い大陸に姿を変えていくのです。
水平線に流氷帯が現れてから接岸するまでには1週間ほどかかるのが普通ですが、ときには一夜にして海面が流氷に覆われてしまう年もあります。

流氷山脈

流氷は、143万平方キロメートルの広さをもつオホーツク海の約8割を埋めつくします。
その量は約9千億立方メートル。
もしこの氷を、石油を燃やして溶かそうとすれば、日本で1年間に使われる原油が必要といわれています。
岸に押し寄せた流氷は、風や潮流の力によって、さまざまな顔を見せます。「氷丘」は、沖から加わる圧力で氷が岸に押し上げられ、積み重なったもので、ときには10メートルもの高さの流氷の山脈が出現します。
流氷原は、ある時は動物の鳴き声のような、またある時は口笛のような奇怪な音を発します。
「流氷鳴り」は流氷に加わる力によって流氷がきしむ音です。まったく凍りついたように見える氷原も、実際には潮の流れや干満、風向きなどによって刻々と動いているのです。

流氷のメカニズム

実は氷は海の表面だけでなく、海の中でもつくられています。
お風呂をわかしていくと、上のほうの温かい水と下の冷たい水の層ができ、全体がゆっくり回りはじめます。
つまり対流がおこります。水を冷やしていくときも同じです。ところが、水は4度以下になると、対流が止まる性質を持っているため、気温が下がり、表面に氷ができても、水の中の温度は一定に保たれます。
ところが、海水は塩分が混じっているため凍りはじめる温度になっても対流はとまらず、冷やされた海水はどんどん下におりていきます。そのため、海面ばかりでなく、海水全体が凍る温度まで下がり、海中でも氷ができていきます。
もちろん、はじめから大きな氷ができるわけではありません。 まず「氷晶」という小さな流氷の赤ちゃんが海水の中にたくさんできます。 その氷晶が集まってしだいに氷となり、流氷ができていくのです。

海明け

例年3月中旬を過ぎるころ、まばゆい日射しが降りそそぎ、オホーツクの海はみるみる青さを取り戻していきます。
氷は、ばらばらになって流れだします。
オホーツクにいよいよ海明けがやってきたのです。
「海明け」という言葉は、オホーツク沿岸に住む人々にとって、希望に満ちた言葉です。長い冬眠から目覚めたように、常呂のまちは活気づきます。
仕事を休んでいた漁師たちは、港に船を出し、漁具の手入れに追われます。
「海明け」の声とともに、はえなわや毛ガニ漁、ウニ漁がはじまります。
すべてが生命を吹き返したように、オホーツクの春はやってきます。
流氷が消え去った4月から5月のよく晴れた日、水平線に、突然巨大な流氷群が姿を見せることがあります。
白い高層ビルが並んでいるようにも見えるこの氷の正体は、「幻氷」と呼ばれる蜃気楼なのです。
流氷がとけた海の冷たい空気の上にあたたかい空気が流れ込み、温度の違う空気の層が光を屈折させる役割をはたして、水平線のかなたの流氷を浮かび上がらせるのです。
それは、去りゆく流氷が私たちに見せる最後のお別れのあいさつなのかもしれません。
北海道のオホーツク沿岸を離れると、流氷はあたたかい南の風に吹かれながら海を漂い、やがてオホーツク海に消えていきます。
このように流氷は、北の海で生まれオホーツクの海に消えるという一生を毎年毎年、もう何万年も繰り返しているのです。